後継者不足による廃業を余儀なくされた例

実は倒産の3倍、休廃業・解散。廃業する企業の実態は…?

2017年の企業の倒産件数は、全国で8405件(前年比0.5%改善)。
これに対し休廃業・解散件数は28,142件で、なんと倒産の3倍以上もあります。

その理由はなんといっても経営者の高齢化と後継者不足です。
2018年、実に127万社の後継者不足による廃業予備軍がいる現状です。

「将来性がないから誰も継がないのでは?」と思われるかもしれませんが、廃業する企業の約半数は黒字営業と言われています。
中には「高い品質と多くの支持者があり、この会社が廃業すれば商品・サービスが永久に失われる」…というような特色のある企業ですら、後継者不足による廃業を余儀なくされています。

最近の例と消費者の声を見てみましょう。

梅ジャム「梅の花本舗」
1947年発売。後継者不足により、2017年廃業。

  • 梅の花本舗駄菓子の定番商品だったのに、昭和がまた一つ無くなるのが寂しい気持ちです。―まめきち(30代男性)―
  • 小さい頃からずっと見てきたお菓子なので残念です。駄菓子屋に行けばあるお菓子でこれからもずっとあるものだとばかり思っていました。最後まで一人で作り続けた職人さんには尊敬します。―りんな(20代女性)―
  • 子供の頃駄菓子屋でよく見ていました。実際それほど食べた記憶はないのですが、当たり前にあったものが少しずつ世の中からなくなっていくことに寂しさを感じます。―昭和生まれ―
  • 昔から好きだったので製造終了は残念です。―ペンネーム:ユウ(20代男性)―
  • 駄菓子屋で見かけても食べたことが無かったのですが、無くなってしまうなら一度くらい食べておけば良かったなと思います。
    気になる物は何でも一度は試しておくべきだと実感しました。―T―
  • 梅ジャムは小さい頃食べた思い出のお菓子です。甘酸っぱくておいしかったです―まさ(20代男性)―
  • 子どもの頃よく駄菓子屋で購入しておせんべいに塗って食べていた梅ジャム。以前テレビでおじいさん一人で今まで作ってきたと聞き驚きました。食べれくなってしまったのは残念ですが、思い出とおいしさを届けてくれてありがとうございました。―さやか―
  • 一代で、作り出したそうです。製造法は秘密で、今作っている方は高齢のため、引退を決めたそうです。残念です。―ペンネーム:けらこ(50代女性)―
  • 縁日で必ずあった、ソースせんべいと並んでいた梅ジャムが作り手がたったひとりで、ご高齢で生産終了になった時は、寂しさとたったひとりで梅ジャムを作っていたことに驚きと尊敬の念でいっぱいでした。―かな(30代女性)―
  • 子供の頃、駄菓子店でベビーせんべいと一緒に買ってもらった思い出があります。製造者の高齢化に伴う廃業とのことですが、せめて原材料の分量のレシピだけでも後世に伝えて欲しかったです。有志で梅ジャム保存委員会を立ち上げるような動きがあったら、私も参加したいくらい大好きな商品です。店頭で見つけたらいつか娘にも食べさせてあげたいと思っていたので、残念です。―康子(30代女性)―
  • 梅ジャム子供の頃に一度は食べたことがあるのではないでしょうか。あの酸っぱい梅ジャム。
  • 「梅ジャム」の社長が、自分が作り出したものであり自分の引退と共に「梅ジャム」の幕も閉じると公言されていましたが、昨年末についに体調を崩されたことで廃業とともに「梅ジャム」の幕もとじてしまいました。食べれなくなると思うと、なんだか食べたくなってしまいますが、社長の意思もわからなくはないので潔い幕引きだったと思います。余談ですが、TV番組「水曜どうでしょう」でミスターが一気食いし、藤村プロデューサーを苦しめたのが「梅ジャム」だったことを今でも思い出します。―駄菓子好き―
  • 梅ジャム子供のころ駄菓子屋で買った思い出の味、梅ジャム。てっきり工場での機械生産だと思っていたのに、おじいさんがたった一人で鍋で煮詰めて作っていたということに驚きです。もう食べられないと思うとさみしいです。忘れられない味です。―うさぎ(30代女性)―
  • 梅ジャムの梅の花本舗子供の頃、駄菓子屋で食べて以来ファンになりコンビニなどで見かけるとよく買っていたので、廃業というニュースにはとても残念な気持ちになりました。創業者の話によると後継者は作らなかったということですが、ファンからするととても惜しい話です。―たろう(30代男性)―
  • 製造を終えたそうです。梅ジャムは食べたことはありませんが、一度は聞いたことのある駄菓子です。作り方などを誰にも教えず、一人で作っていたということです。こんなに愛されているお菓子なのに、誰にも教えず、後世に残さない固い決意には何か製造者ならではの思いがあるのだろうと感じます。梅ジャムのような他の駄菓子も、一人だけが携わっているというものがあるかと思います。それらも今後消えてなくなるかもしれません。今この時代だから味わえるものなのだと思うと、美味しさも違ってくるような気がします。―manekineko(30代女性)―

◆チョーク製造大手メーカー「羽衣文具株式会社」
後継者不足により2015年、株式会社馬印に技術移転して自主廃業。

  • 学校でよく使われているチョークで、なじみがありました。粉も出にくし、きれいに書きやすかったのに、後継者不在で廃業なんてほんとうにもったいないです。黒板とチョークの組み合わせは、ホワイトボードにはない味があるので、続いていってほしい文化です。―pino―
  • 黒板にチョークで文字を書くというのは、大人にとって懐かしい学生時代の光景です。そんなチョークの大手が廃業してしまうというのは、時代の流れだとしても寂しいこと。未来では、「チョーク」が何かも知らない子どもたちの時代が来てしまうのかな…。―はるこ。―
  • 私は現場監督ですが、このチョークを愛用していました。社長さんがご高齢で、後継者不足と中国産との価格競争で結果的に廃業となってしまいました。このチョークの書き心地は柔らかくしっとりしていて、ストレスなく黒板に書くことができます。建設業界では愛用する監督も多く、私を含めてたくさんの人が残念としました。―岡田―

◆縫製業

  • 地域柄、以前は縫製業が多くありましたが現在は少なくなりました。海外生産・日本人の若い方は殆どしません。現在もやられているところは、海外研修生と高齢の方です。製造業全般に言える事かも知れませんが。―さんちぇ(50代男性)―

◆老舗ラーメン店「星龍軒」

  • ミシュランにものった老舗のラーメン店で以前函館旅行の際に立ち寄り、とても美味しかったのを覚えています。店主の高齢化と後継者不足が原因での廃業と言われていますが、せっかくの地元の美味しい店がこのような結果になるのはとても悲しいです。―ゆう 30代―

◆六一〇ハップ

  • 子供の頃によくお風呂で使わせてもらってました。結構強烈な温泉臭でしたが体があったまって好きでした。―ベッキー(40代男性)―

◆ダブルソーダ

  • 森永昔よく食べていたアイス、「ダブルソーダ」が販売停止と知ってショックです!棒が2本ついていて、兄弟でよく分け合いっこして食べていました。また、こっそり丸ごと1個食べる、ちょっとした贅沢感が好きでした。もう一度販売再開してほしいです。―りょう―

◆カルミン

  • 明治製菓私が駄菓子屋に行くと買っていたと言っていいほど大好きだったカルミンミント味ながらカルシュウムを摂取できると言う事から付けられた名前ですがミント味のすっとしたあの感覚が私は大好きでした。幼い時から手の届きやすかった値段ってのもちょうど良かったのですが。2015年に製造中止ということで今では手には入らないことがとても残念に思っています。―佑―

◆月島靴修理店

  • 後継者不足かその辺は良くわからないのですが、靴の修理の店があちこちで閉店になっているのが残念です。このお店は父がよく利用してたのですが、後継者不足というより需要が減ってきたという事なのでしょうか?―あいしゃ(60代女性)―

多くの場合、消費者などの一般の方はニュース等で「後継者不足による廃業」を知るわけなので、
知った時に手遅れ、という場合が多いでしょう。
下記のように、廃業のニュースを知った同業から、生産を引き受けたい、という申し出がある場合も、稀にあるようです。

◆地球ゴマ「株式会社タイガー商会」
主力商品だったが経営者や職人の高齢化・後継者がいないことを理由に廃業。ニュースのあとに全国の町工場などから「生産を引き受けたい」という申し出が殺到。関東の金属切削会社に引き継がれることに。

  • 小さい頃、おもちゃケースに入っていて姉とよく遊んでいました。職人さんが居なくて製造終了ならば、仕方ない。ちょっとだけ寂しい気持ちです。―りな(20代女性)―
  • タイガー商会の地球ゴマ祖母から聞いたことのある露店で大人気だった地球ゴマ。普通のコマと原理や仕組みが違うそうで、ジャイロ効果を使った画期的なオモチャだったそう。タイガー商店が開発製造してから、この地球ゴマを真似して販売する会社が後を経たなかったとか。2015年に職人の高齢化や後継がいないことから廃業となり、各地の新聞で報道されていました。今ではこの会社の精神を受け継ぐコマ職人が、今は品種改良したものをどこかで販売しているという情報もありますが、歴史ある画期的な企業の廃業はとても残念ですね。―タンニン・なおこ(20代女性)―
  • 販売中は、不規則な動きを、楽しませてもらいました。
    職人や経営者の高齢化が、原因の廃業なので、他社は、精密さゆえに継承できなかったのだろうと、思います。―ペンネーム:再度山(40代男性)―
  • 地球ゴマ数年前に会社の後継者がいないため、製造会社が廃業になり製造中止となるニュースをみました。子供の頃にこのコマで遊んだ記憶があり大変残念な気持ちになりました。かなり昔に開発されたみたいですが、現在の子供が遊んでも面白い玩具だと思います。
    少子高齢化社会が進むとこういったことが増えていきそうで残念でなりません。―てつや(40代男性)―

今この瞬間にも、まさかと思うようなあの定番商品を作る会社が後継者不足による廃業を考えているかもしれませんね。

御社も例外ではありません。ご自身ではなかなか気づかない会社や商品・サービスの価値に顧客は期待し、存続を願っています。
後継者がいない場合の存続を、検討してみてはいかがでしょうか?

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